精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方 著者:樺沢紫苑 出版:きずな出版

初版2022年

 

精神科医が書いた本です。

You tubeでは時々動画を拝見し、勉強させて頂いてました。


本書は仕事よりも遊びが大切であると主張した本です。
注意点は、遊び「も」大切ではなく、遊び「が」大切である点です。

 

OPEC加盟の国々に比較して日本人のフルタイム労働の方々は長時間労働とのこと。
それも原因の一つでしょうが、日本には閉塞感が漂っているように感じます。電車でサラリーマン達を見るたびに、みんな本当に楽しくなさそうだと感じます。
このような状況の中、本書を読んで私が受け取ったメッセージは主に以下の2点です。

 

ポイント①
職場の閉塞感は諦める。
 日本を変える。会社を変える。上司や同僚を変える。これは自分では変え難いので諦める。

 

ポイント②
自分にできること、すなわち遊びを充実させる。
・遊ぶために、残業をやめろ。
・残業をやめるため、業務効率を上げろ。
・業務効率を上げるため、遊べ。
  つまり、遊ぶと業務効率が上がる。とのことです。

 

定時できっかり仕事を終え、その後、自分が楽しいと思うことをする。遊びで新たなチャレンジをする。遊びでリフレッシュする。遊びで嫌なことを忘れる。遊びで成長する。

 

なお、本書は「仕事と遊び」に関しての本なので、家庭の悩みで楽しめない人や、学校が楽しめない人向けではないかもしれませんが、本質的には同じことで、自分がコントロールできない部分は諦め、コントロールできる部分に力を入れるということです。

 

また、いきなり大きなことや難しいことをする必要はないそうです。
例えば、いつもと違う道で帰る。普段あまり食べない料理を食べる。など、ちょっとした冒険でも効果があるそうです。

 

千里の道も一歩から。
私も意識して生きたいと思います。