初版2007年
2024/3/21
恐らく多くの大学生は、何の指針もなく就職活動をしていると思います。
それは、名前を聞いたことがある企業だからとか、先輩が就職した企業だからとか。
本書は就職する会社を選ぶ際の一つの考え方になるとても優良な本だと思います。
勿論様々な考え方がありますが、誰かに送りたくなる本です。
会社選びのポイントを一つだけ書くとするならば、
自分が働こうとしている会社は、どこに向かおうとしている会社なのか。
そして、自分はそれに賛同できるのか。
給料も大事だが・・・
個人的にも、ワンルームマンション投資や(不必要な)保険の営業など、詐欺まがいのことで仮に設けることが出来ても、やり甲斐は無く、社会にとっての害悪でしかないように感じます。そこまでではなくとも、自分が目指す世界とかけ離れた業務は長く続けられないように感じます。
その他、自分がなるほどと思った点として、
最短距離で行こうとせず、目の前のことに全力で取り組むこと。
例:英語を得意としていて将来は英語を使う仕事をしたいと考えている高校生がいるとする。最短距離を意向として、英語の勉強に集中することは必ずしも良い結果にならない。
そのような会社の面接では、英語は出来る人しかいない。
英語は必要条件ではあるが十分条件ではない。
だが、英語の他に数学ができれば、数学の学習参考書の英訳ができるかもしれないし、日本史が出来れば、観光案内ができるかもしれない。
数学や歴史が関係ないからと勉強してこなかった人よりも可能性が広がる。
読書で世界は広がります。