ハダカの東京都庁 著者:澤章 出版:文藝春秋

初版2021年

 

元都庁管理職が書いた本です。
これから都庁を受けようと思っており、事務職で出世したいと考えている人は参考になると思います。

 

都庁といっても様々な業務があると思いますが、自分は本書に書かれているような仕事をしたくないと感じました。
議員や知事の質疑対応等の仕事は民主主義を維持するためには必要な仕事なのかもしれませんが、どうでしょう。遣り甲斐感じそうでしょうか。

 

どこの国、どの自治体とは言いませんが、無能で勘違いしている首長、議員、役人達がいるものです。

 

本書の筆者も出世している以上、少なからず「同じ穴のムジナ」だと感じます。恩恵を少なからず受けており、批判される側の立場です。勘違いもあったはずです。

 

ただ、それらの人が皆が、税金にたかるウジ虫かというと、そんな事は無く、頑張っている人は本当に頑張ってくれています。大多数は役職のない名もなき人々だと思いますが彼ら彼女らのお蔭で皆が生活できています。そこに大きな差があり、外からは良く見えない。


政治については、優秀な独裁者を希望しますが、非常に危険ですよね・・・
我々にできることは、首長や議員の働きを見て選挙に行くこと。役人について思うことがあれば民意で伝えることでしょうか。

 

勤務態度の悪い公務員はクビにできるような法案作りを要望するとか?
役人の対応で実際に被害を受けた場合は、しっかりと報告するとか?

 

本書とは関係ないですが、公務員の業務実態が分かってきたためか、国家官僚、学校の先生などをはじめ希望者がどんどん減っているそうです。

想いと能力のあるひとに相応の報酬をあげてほしいですよね。

 

昔、深夜の吉野家で一人で店をさばいていた青年(おそらくバイト)がいました。

立地が良いせいか深夜なのに客が多い店でした。

彼なんかは時給3,000円くらいあげてもいいんじゃないかと思います。