本の評価:★★★☆☆:短く面白い英文を読みたい方に。
評価基準
★☆☆☆☆:買ったことを後悔する
★★☆☆☆:部分的に面白い所もある
★★★☆☆:面白い
★★★★☆:とても面白い
★★★★★:保管して読み返したくなる
※独断と偏見です。
2017年初版
2023年2月7日記載
こちらも中古で購入しています。
※私は、新しさに価値のある本以外は基本的には中古で購入しています。
日本の大多数の人は、中学・高校で英語を学ぶと思いますが、大多数の人が、学校教育だけでは日常レベルの英語が話せたり読めたりするようにはならないと思います。
その理由の一つに挙げられているのが、読書量の不足だそうです。
中学校の3年間の教科書で読む英文の量は、英文小説に換算すると数ページにしかならないそうです。高校3年間を足しても一般的な小説1冊にもならないとのこと。
少なくとも教科書だけでは英文読めるようにならない。
英語の学校教育が不十分なことは間違いなく改善はしていくべきですが、とは言え、文科省が悪い、教師(の質)が悪いと批判しても、英語ができるようになるわけではないので自助で何とかする必要があります。
前置きが長くなりましたが、本書は英文を比較的楽しんで読めるよう工夫されています。英語ができない理由の一つである読書量の不足を補うものです。
短い話にまとまっており、私は使用しませんでしたが音声もダウンロードできるようです。
英語学習の中に楽しさの割合を増やしたい人、例えばー海外旅行や趣味や友達との会話で英語を学んでいるひとには特にお勧めです。会話や読書のレベルアップにつながると思います。
逆に、あまりお勧めしない人は大学受験や転職や昇進でTOEICのスコアが必要な方です。お勧めしない理由は、目標がはっきりしているならば、その対策本をやるべきだからです。(本書が役に立たないわけではないですが、時間効率が悪いと思います)
中古ならば数百円で買えます。
学校教育は残念ですが、You tubeなどもありますし、昔に比べ学習にかかる費用はずいぶん低くなったと思います。