サバイバル英会話「話せるアタマ」を最速でつくる 関正生 NHK出版新書

本の評価:★★★★☆:勉強になるし、読みやすい。

評価基準

★☆☆☆☆:買ったことを後悔する

★★☆☆☆:部分的に面白い所もある

★★★☆☆:半分程度は面白い

★★★★☆:面白い

★★★★★:保管して読み返したくなる

※独断と偏見です。

2018年第1刷発行

2022年11月17日記載

 

安心と実績の関先生の本です。
やはり良かったですね。スラスラ読めました。

 

本書で印象に残ったのは以下3点です。
※記憶に基づいて記載しているので、表現は正しくないかもしれません。

①「複数の言語を話せるのは誇らしいことではない場合があるため、無暗に聞かないこと」
日本に住んでいると、複数の言語を話せることは凄いことだと思います。しかしながら、植民地にされていた歴史を持っていたり、難民として他国に行かざるを得なかった人であったり、出稼ぎで外国に(行きたくなかったにも関わらず)行く必要があったりと、仕方がなく複数の言語を話す必要があった人々もいます。
このような人に、「〇〇語もはなせるのですね。すごい!」といっても辛い記憶であるだけで、誇らしいものではない場合があります。軽はずみに聞かないこと。

 

②「雑談が超重要。聞かれたら聞き返す」
私は3年間だったと思いますが、英会話学校に通っていた時期がありました。街でみかける大手の一般的な学校です。
そこで外国人の先生は授業の前に必ずといっていいほど、雑談をしていましたがこれは欧米圏の文化のようです。
そして、何か聞かれたら聞き返す。これは一種の礼儀と思ってよいそうです。
最悪なのは黙っていること。身振り手振りでも、単語だけのつたない返事でも、黙っているよりははるかに良いです。

 

③「英語学習のゴールを作る」
私は分かっているつもりで出来ていないので、自戒も込めて。
語学は無限に学習できます。日本語ですら完璧ではないはずです。(アナウンサーのように話せないし、難しい漢字も知らない)
最初に、どこまでやったらゴールなのか、自分なりのゴールを設定すること。そして、それに合った教材で勉強すること。
英検やTOEICのような資格試験なのか。字幕なしで映画を見たいのか。英語の記事や論文を短時間に読めるようになりたいのか。海外旅行を一人で楽しみたいのか。
何でもよいのですが、一つ注意点として具体的であればあるほど早くたどり着きます。例えば、映画であれば「ハリーポッターを字幕なしで見たい」であれば、その映画のセリフを覚えてしまえばゴールです。
英語の記事も「経済」限定ならば、使われる単語や表現も限られます。


私は転職も視野に入れて英語を勉強したいと考えています。
よって私の場合のゴールはTOEICスコアですが、楽しくやることも重視しますので、ゴールへ一直線ではなく、寄り道しながらブラブラ勉強したいと思います。