これから就職する若者たちへアドバイス。
やるべきこと
・判断基準
特にやりたいことが決まっていない人は、給与で選んでください。
もしくは、給与の上昇率と身につくスキルで選んでください。
例:20代から800万以上になる。(日系企業はほぼ無理なので外資)
例:20代は年収給与400万だが、英語がペラペラになる。
また、50代では1000万円以上にはなる。
基本的には大企業を選んでほしいですが、学歴フィルタ等もありますので、以下を参考にしてください。(大企業よりも魅力的な中小企業も多いです)
実体験ですが、大企業でも残業代払わないようなところもありますので、大企業なら良いという訳でもないです。
・財務を見ること
毎年利益を上げているか。株主になるつもりで見ること。
上場している企業であれば、 「irbank+企業名」で検索してみて下さい。
企業のホームページにもIR情報載ってます。
ホームページも調べるとかは、就活の最低準備なので、つべこべ言わずに調べましょう。
・主な事業は何か
企業は100年以上続いていても、貴方の配属されたその部門が続くかどうかは別の話。赤字の部門はリストラされます。
たいだいのパターンは子会社として切り離され、給与等の水準を下げられます。
電機メーカの家電部門とかは栄枯盛衰の良い例かもしれません。
・転勤の有無
全国転勤や海外転勤は破壊的に不利な条件です。
若く独身で両親も健在で子供もいない今の自分と、10年後、20年後の自分が同じ価値観である訳がない。
会社都合で自分の住居の自由を制限されることには、かなり慎重になった方が良い。
共働きも難しくなります。
今は世界を飛びまわってバリバリ働きたいけど、子供が出来たらマイホームで早く帰りたい。などの希望がある場合は、途中で転職することも視野に入れましょう。
・女性であれば、女性管理職の割合、男女の給与差
管理職になりたいとかどうかは関係なく、男女を公平に扱う会社か否かを判断しています。
女性管理職が10%以下なら、考え直した方がいいかもしれません。
※2022年記載時は20%としていましたが、私の間違いで世の中そんなに進んでいなかった。10%に訂正します(2023年10月)
・十分に調べても入ってみなければ分からないことも多いことを知る。
特に人間関係。会社にはいろいろな人がいますので、クソみたいな人もいます。
たまたまそんな人が上司や先輩、同僚にいたら、早い段階で実際の被害(証拠)をもてパワハラ相談窓口に相談しましょう。会社になければ、一般の労働相談窓口みたいな場所で相談しましょう。上司とかではなく、いきなり相談窓口や外部に相談しましょう。
ここでは証拠が必要です。感じ悪いとか反りが合わないとかは嫌な奴なんでしょうが、そこは自分のレベルアップの機会と考えて、自分が嫌な奴とでもやっていけるようになる努力の場と考えましょう。業務連絡以外は無視しましょう。
そしてクソみたいな人が上司の場合、そんなクソを上司にした会社も社風として問題がある可能性があります。様子見しつつ、並行して転職活動をしましょう。
いろいろ調べても、入ってみないと分からないこともあります。ただの確率論です。失敗ととらえす、ただババ抜きのババ引いたと思って、もう一枚カードを引きましょう。
・最後に
安定が望まれているようで、公務員が就職人気の上位にきているようです。
気持ちは分かりますが、本当の安定とは、大企業とか公務員とかではなく、どこでもやっていけることだと思います。
会社員で出世、会社員+副業、起業、最悪国に養ってもらう、なんでもアリです。
何かしらの能力があれば、転職も自由自在です。
今はまだ、就職市場では若い男性が有利ですが、今後より一層、年齢や性別は重要性が低くなり、能力がより評価されるようになると思います。
自分の生活費くらいを稼いでいるYou tuberやブロガーも星の数ほどいると思います。
視野を広く知識と実力をつけてほしいと思います。
ただ、現状、日本は労働者の権利が強いため、一度入社してしまえば首になることは滅多にないです。だから、今のところ大企業や公務員を目指すのも、悪くない選択だと思います。ですが、将来は米国のようなシステムになると思います(米国もかつては終身雇用でしたが、今は違います)
日本の終身雇用も平安時代から続く伝統の・・・ってわけではなく、戦後のここ何十年かの話です。今後、間違いなく変わりますし、変わった時に「入ってしまえばこっちのモノ・・・」と考え何もしてこなかった人に安定は訪れないと思います。
※2023年2月16日微修正