いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン ディスカヴァー・トゥエンティワン 著:大塚雄介

本の評価:★★★☆☆:面白い

評価基準

★☆☆☆☆:買ったことを後悔する

★★☆☆☆:部分的に面白い所もある

★★★☆☆:半分程度は面白い

★★★★☆:面白い

★★★★★:保管して読み返したくなる

※独断と偏見です。

2022年7月14

 

私はビットコインについて懐疑的でした。

どんなメリットがあるのか?他の暗号資産との違いは?ただのマネーゲームでは?

などです。

少し古い本ですが、本書はビットコインの安全性やメリットについて分かりやすく書かれており、勉強になりました。

 

私なりの理解では、ビットコインの利点は以下。

 ・高い安全性。改ざんやマネーロンダリングはできない。

 ・海外送金時の手数料が激安

 ・特定の国の政情に無関係(だから安定しているという訳ではないが・・・)

 

不利な点は以下。

 ・他の暗号資産との違いは、極論、人気だけ。

  ※ビットコインが他と比較してシステム上優れている訳ではない。

   また、暗号資産はただのデータなので今後も様々なものが好きなだけ作れる。

 ・ある人にとっては価値あるが、ある人にとっては無い。

  取引所があるので換金はできるが、それも人気次第。バフェットのように全ビットコインが$25でも要らないという人もいる。デジタルゴールドと呼ばれるが、金は長い歴史があり、ほぼ世界中の人がその価値を認め、またそれ自体も装飾品や工業用として価値があるので、ちょっと違う。

私は、持ち運びが超簡単な骨董品のイメージが近いかと思います。

 

結論

今のところ私は購入しないが、自国の通貨の信用性が低く、海外に頻繁に送金する方々にはお勧めできるかもしれません。

ただ、日本人で投資以外の目的でビットコインを購入している人はどの程度の割合いるのでしょう。投資なら、ほとんどの人にとって優良なETF投資信託で十分だと思うのですが。どうなんでしょう。大きく儲ける人は新しいモノ好きとも聞きますし。

 

自己責任や自己判断って言えばそれまでですが、選挙と同じで十分な情報や理解がないと、自分にとって良い判断は難しいと思います。

勉強しましょう。私も勉強します。

PS 文句がありながらも与党に投票するのは、変な行動だと思われます。