本の評価:★★★★☆:スラスラは読めないが、急がば回れで読んでほしい。
評価基準
★☆☆☆☆:買ったことを後悔する
★★☆☆☆:部分的に面白い所もある
★★★☆☆:半分程度は面白い
★★★★☆:面白い
★★★★★:保管して読み返したくなる
※独断と偏見です。
2015年第1刷発行
2022年12月10日記載
安心と実績の関先生の本です。
英文法の解説の本です。問題集の解説を超充実させたイメージです。
薄く纏まっている本ですが、理解しながらなので読破までに相応の時間を要しました。
分詞構文がどうしても苦手でしたが、本書を読んでスッキリしました。
私は学生時代に英語が苦手でした。
今も得意とは言えないですが、社会人から勉強をやり直して、良い参考書と出会い、少しずつ出来るようになっています。
ただ、学生時代も、英語ができるようになりたいという想いはあり、学校の先生に質問したりはしていました。(当時はネットが十分に普及していないこともあり、良い参考書等は口コミでしかわかりませんでした。)
私が高校1年の時に、英語教師に英文法を質問したら、以下のような回答が返ってきました。
「アメリカ人の赤ちゃんは英文法なんて学んでいないが、英語が話せる。英語ができるようになるためには、とにかく英語を読んだり聞いたりすることだ」
今なら明確に分かりますが、このような教師は害です。生徒が可愛そうなので教壇に立たないで頂きたいです。
あれから時が経ちました。今の時代は、このような教えることのできない教師がいないことを切に願います。
そもそも、中学高校の授業は、教えるのが極めて上手い限られた教師の動画配信が望ましいと思います。厳選された何人かの教師の授業を、生徒が自分のレベル等に合わせて選ぶ形がよいと思います。
教育の格差がなくなりますし、何より、上記のような教師の被害者がいなくなります。
本の紹介でしたが、良い本だっただけに、過去の苦い経験が思い起こされてしまいました。
時代は過去の積み重ね。教育もどんどん良くなってほしいです。
高校生の時にこの本を読める。そんな時代を羨ましく思います。