消防設備士 乙6類 鑑別2

放射能力確認時の確認資料

・粉末消火器、蓄圧消化器:抜き取り数の50%以上

・化学泡消火器:全数の10%以上

 

A火災(普通火災)

B火災(油火災)

C火災(電気火災)

 

指示圧力計

使用圧力範囲:0.7~0.98MPa

ブルドン管材質(圧力検出部)

ステンレスSUS 強化液消化器、機械泡消火器はSUSのみ使用可

りん青銅PB

黄銅Bs

ベリリウム銅BeCu

 

加圧用ガス容器:消火薬剤を加圧して放射させる。

二酸化炭素と窒素ガスが封入されている。

容積100cm3以下(100cm3以上だと高圧ガス保安法の適用を受ける)

 

・逆流防止装置:粉末消火薬剤がガス導入管に侵入して固化するのを防止する。

・粉上り防止用封版:粉末消火剤がサイホン管に侵入して固化するのを防止するとともに、

ノズルからの湿気の侵入を防止する。

・キャップスパナ:キャップを開閉する際に使用する。

・反射鏡:消火器本体内の状況の点検

・継手金具:蓄圧式消火器に窒素ガスなどを充填する際、消火器と三方バルブを接続するのに使用する。

標準圧力計の接続にも使用する。

・三方バルブ:レバーを操作して消火器に窒素ガスの注入、停止を行う。

・標準圧力計:蓄圧式消火器の内圧の測定、および指示圧力計の精度の点検に用いる。

・圧力調整器:高圧の窒素ガスを消火器の充てん圧力まで減圧する。

・エアーガン:粉末消火器のサイホン管などの清掃や通期試験に使用する。

・通期試験:レバーを握り、サイホン管からエアーガンで圧縮空気を吹きつけてホースやノズルに至る通気状態の確認をする試験

・クランプ台:キャップの開閉などの作業時に消火器本体を固定する。

 

消火器の点検

1総質量を計り消火薬剤量を確認する

2消火器をクランプ台に固定する

3ドライバーで排圧栓を開き、内圧を排除する

 ※排圧栓のないものは、キャップを緩めるときに減圧孔から残圧を排除する

4キャップスパナでキャップを緩める

5バルブ部分を本体から抜き取り、プライヤーを用いて加圧用ガス容器(ボンベ)を外す

 

危険物を輸送するタンクローリー

3.5㎏以上の粉末消火器を2本以上設置する必要がある。

 

粉末消火器の放出残量

総質量=本体+付属品(ガス質量を含)+消火薬剤

放射後総質量=本体+付属品(ガス質量不含)+残存消火薬剤

 

規格

消火薬剤の質量の90%以上を放射する。(薬剤残量は10%未満)

 

使用済みの表示装置

使用済みであることを外部から見て判別できるようにし、放射不能による火災拡大を防ぐため。

以下は外部から使用可否が分かるため「使用済みの表示装置」を付けなくても良い

・指示圧力計が装着されている消火器(圧力計の表示を見ればわかるため)

・バルブのない消火器

 開放式のガス加圧式粉末消火器(使用すればすべて放射するため)

 

放射時間:10秒以上

 

開放式(途中で放射を止められない)=ガス加圧式のみ

開閉バルブ式(途中で放射を止められる)

 

指示圧力計:0.7~0.98MPa

・上がっている場合:指示圧力計の精度を確認

・下がっている場合:気密試験を行い、漏れがないか確認

 

機能点検

・加圧式:製造から3年

・蓄圧式:製造から5年

・化学泡:設置から1年