父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話  著者:ヤニス・バルファキス 出版:ダイヤモンド社

初版2019年

 

期待が大きかった分、期待よりは面白くなかったですが良書です。経済を中心として、政治、社会などの歴史を踏まえて分かりやすく書かれています。

 

教養を高めるには最適の本かもしれません。
高校生や大学生はもちろんのこと、社会人にも是非お勧めしたいです。

様々な考え方あると思いますが、良書であること間違いないです。

 

■個人的に気に入った点
・一流の経済学者は、素晴らしいが実態を分かっていないので現実には役に立たない。
 二流の経済学者は、一流の経済学者の言っていることすら理解できていない。
 つまるところ、経済学者は占い師のようなものだ。
・聖職者は何も生み出していないが、世の不平等を正当化するという物語の語り手として、統治者には都合がよかった。

 

■感想
政治と経済は密接に関連している。
今の日本では、票さえ集まれば政治家になれてしまう(バカでも当選できてしまう)
今だって年齢は被選挙権に入っているのだから、それと同じように最低限の経済的な教養を被選挙権に入れても良いと感じた。

 

2023年12月14日