本の評価:★★★☆☆
評価基準
★☆☆☆☆:買ったことを後悔する
★★☆☆☆:部分的に面白い所もある
★★★☆☆:半分程度は面白い
★★★★☆:面白い
★★★★★:保管して読み返したくなる
※独断と偏見です。
タルムードに出てくるお話は面白かったり、考えさせられるものが多かった。
リスクの取り方や人材育成のヒントになると思う。
ただ、著者のユダヤびいきが過ぎるように感じた。
「ユダヤ人だから成功した」と読める個所があるが、その人がユダヤ的な教育を受けていたか甚だ怪しい。
ただ、日本の教育に関する記述が少しだけあったと思うが、それには完全に同意する。日本では、数学は天才でも英語や国語ができないと、進学高校には入れないし、有名大学への進学も難しい。
数学なら100万点とれる天才(例えば、5歳で大学レベルを解ける)でも、テストでは100点までしかもらえないので、5教科で50点づつとってる合計250点の凡人に負ける。
私のような凡人には有難いシステムだが、人類のためになっていないので、早くやめてほしい。
タルムード的な教育というよりもこのようなシステムが一因で、日本では成功者が生まれにくいのかもしれない。
教師、投資家、経営者の方々には暇つぶしとしてお勧めしたい。